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(28) 知っている

こんにちは!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

先日大学の教授がデリーに調査で来られたので同級生と一緒にご飯を食べさせていただきました。そこでお話を色々聞かせていただいて興味深かったのが「如来」についてのお話でした。まずは「パーリ語」というものをご紹介です。パーリ語はサンスクリット語の口語版のうちの1つでブッダが人々に対し話していた言葉だそうです。サンスクリットよりも簡単だったようです。今はパーリ語はタイなどの上座部仏教の聖典に生きるのみで話し言葉としては使われていないとのこと。それで如来に関してですがブッダの名前を直接口に出すことを畏れ多く感じた人々が「タターガタ」日本語でいうと「このようにおいでになった方」つまり「かくの如し来られた」で「如来」だそうです。「タターガタ」は「タター+アーガタ」に分けられるそうで「タター」が「このように」、「アーガタ」が「来られる」という意味だそうです。薬師如来の乗り物はインドの国鳥の孔雀なんですが、孔雀は毒蛇を食べるらしく食べても死なないらしいんですね。それで孔雀が毒をものともしないように薬師如来もあなたの体の毒を無いものにしてあげますよ、ということらしいです。孔雀毒蛇食べるんだ、というのが素直な感想ですが調べてみると血液に直接入れられたら死に至るような毒でも口から入ったなら別に問題ない毒というのもあるようで、ということは人も毒蛇を食べることはできるのか、と思いますが失敗したら二度目の挑戦はできなくなりそうですね。。

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さて前回は未来形のご紹介をさせていただきましてこれからは簡単なヒンディー語会話表現とあと文化にも触れていけたらと思います!
最近日本人の駐在員さんと触れる機会が多くなりお話を聞いているとどうやらインド人と共同生活をしている人はあまりいないようですね。
今までそんな初歩的なことにも気付かず家に帰ってルームメイトとどんなヒンディー語を使うかを紹介しておりあまり実用的ではなかったなぁと思っております。。

ということで、それではどんな表現が使い勝手が良いかを考えるとですね、これはどうでしょうというのが「知ってますか?」という最も重要ではないかと思えますが、インド人があまり「分からない」と答えないところを考えるとそこまで重要ではないかもしれないけどやっぱり事実確認はしておくべきだろうというときに使える表現のご紹介です。

リキシャに乗る前に聞いたりそこらへんのおじさんに道を聞くときに使えますね。
返事が信頼できるかはまた別の話ですが。

大きく3通りの聞き方があります。

①マールーム へ?   maaluum hai?
②パター へ? pataa hai?
③ジャーンテー ヘン? jhantee hain?

この3つです。

①「マールーム へ」
これは形容詞の「マールーム(知っている)」を使った表現です。
使い方としては後置詞「コー」を使います。

(人) コー (聞きたいこと) マールーム へ キャ?   「(人)は(聞きたいこと)を知っていますか?」

というような使い方です。最後の「キャ」は疑問詞の「何、どんな」で文頭もしくは文末につけるとYes/No疑問文を作ることができます。
つけなくても語尾を上がり調子にすれば疑問文になります。

例)アープ コー インディア ゲート マールーム へ? Aap ko India Gate maaluum hai? 
「あなたはインド門を知っていますか?」
この後に

・マェン ヴァハーン ジャーナー チャーヘター フン  Main vahaam jaanaa cahataa huun   
(私は)(そこに) (行く)  (欲しい) (です)「私はそこに行きたいです。」

を付け加えたら「インド門行きたいんだけどどうやったら行けますかね?」というような意味になりますね。

後半は動詞「チャーへナー(~を欲している)」を使っています。「動詞の原形+チャーへナー」で「~したい」になります。

・ジャーナー チャーヘター フン jaanaa caahataa huun 「行きたいです」
・カルナー チャーヘター フン  karnaa caahataa huun 「してみたいです」
・カーナー チャーヘター フン  khaanaa caahataa huun  「食べたいです」

このような感じで「動詞+チャーへナー」で「~したい」です。

②「パター へ」
次の表現ですが、基本①の「マールーム へ」と一緒です。ほとんど一緒です。

(人) コー (聞きたいこと) パター へ キャ?  「(人)は(聞きたいこと)を知っていますか?」

で形は一緒なんですね。「パター」のもともとの意味に「住所」というのがあり、「パター へ?」が「住所ある?」でそこから発展して「~知ってる?」になったのかなと思います。

例)メーレー コー イス ケー バーレー メン パター ナヒーン へ 
  Meeree ko is ke baaree men pataa nahiim hai 「私はこれについては知りません。」
「メーレー コー」は「ムジェー(mujhee)」と言っても同じです。「メーレー コー」の方が省略していない分丁寧なようです。
「マールーム」も「パター」も使い方はほとんど一緒なのでここではちょっと違うものをご紹介しようと思います。
それは上にも書いている「イス ケー バーレー メン」で「このことに関して(About this)」という意味になります。
「イス」は「イエ(これ、彼、彼女[近称])」の後置格形です。「そのこと[あのこと]に関して」になると「ウス ケー バーレー メン」で、「ウス」が「ヴォ(あれ、彼、彼女[遠称])」の後置格形です。
つまるところ「○○ ケー バーレー メン」で「○○について」という表現になりますので

・ジャーパン ケー バーレー メン パター [マールーム] へ?
Japan kee baaree men pataa hai? [maaluum hai?]

で「日本のことについて知っていますか?」という意味になります。
ちなみに「パター カルナー」とすると「調査する」という意味になります。

「マールーム」と「パター」の違いとしては「マールーム」がペルシャ語由来でウルドゥー語話者によく使われ、「パター」がサンスクリット語由来でヒンディー語話者によく使われる、ということですがウルドゥーもヒンディーも文字が違うだけで口に出してしまえば同じ言語のようなものなのであまり違いに気を使う必要は無いです。

③「ジャーンテー ヘン」
これは動詞「ジャーンナー(jaannaa,知っている)」を使う表現です。「ジャーンテー」という形を見ていただくと分かるかと思いますが現在形の男性・複数に対応した活用になっています。もう一度おさらいがてら書かせていただきますね。

動詞の現在形は「○○ナー」の「ナー」を除いた語根に「ター・テー・ティー・ティーン」を「男性・単数、男性・複数、女性・単数、女性・複数」の主語に対応させて活用させたものをくっつけて「(普段)~している」を表す表現です。
例)「カルナー(~をする)」→「カルター・カルテー・カルティー・カルティーン」

それで「ジャーンナー」ですが下に例をあげてみます

例)キャー アープ    イエ  ジャーンテーヘン キ  インディアゲート カハーン へ? 
  (?)(あなたは)(これを)(知っていますか)(that)        (どこに) 
Kyaa aap yaha jaantee hain kya ki India Gate kahaam hai?「インド門がどこにあるか知っていますか?」
上の文では「あなたはこのこと知っていますか?というのもインド門がどこにあるかです。」が直訳になりますがここで登場するのはthat節の役割を持つ「キ」です。
後置詞に「カー(kaa,~の)」がありそれの女性形は「キー(kii)」ですが、このthat節の「キ(ki)」は全くの別物になります。
「キ」を使うと長めの文章が作れるようになりますね。今後色々と「キ」を使っての文章も例に挙げていきたいと思います。

「あなたは知っていますか」なら「アープ ジャーンテー ヘン」で、「私は知っています」なら「ジャーンター フン」ですね。

上に3つご紹介しましたが、使うときは簡単にシンプルに
「知ってる??」
「マールーム へ??」
「パター へ??」
「ジャーンテー ヘン??」

のようにパッと言えると通っぽいです。
僕は「パター へ?(pataa hai)」を使うことが多いです。

以上「知っていますか/知っています」をご紹介させていただきました!
語尾に否定辞の「ナ(na)」を付けると「知ってるよね??」になって迫力が増すかと思います。
短い言葉なのでどんどん使っていってくださいね!
それでは今回も最後までお読みくださりありがとうございます!


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