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(31) 疑問詞(2)

こんにちは!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

インドのここあんまり良くないなぁと思っていたことに、金額を高く言ってくる、というものを感じていました。最近気がついたのですがこれは当たり前のことなのではないでしょうか。というのもインドは資本主義の国であり、お金が取れるなら取れるだけ取ろうというのは自然なことだということに気がついたんですね。ということはこちらもこちらで値段交渉をして価格を下げる方向に話を進めるのも何も問題はないはず。であるにもかかわらず高すぎる値段を言われて気分を悪くするのはこれは資本主義に浸かりきれていないということでは、という考えに至りました。日本も資本主義の国ではありますが物の値段はほとんど変わらずお店で店員さんと値段交渉せずに求められた値段を払う、というのは資本主義というよりも共産主義に近いものがあるのではと思いました。もちろんコンビニで値段を交渉することなんてありませんし、交渉に応じてもらえることもほぼほぼ無いでしょうし、もし値段交渉に応じたら企業の体系もボロボロになっていくことと思いますので日本ではそういったことはできないのでしょうが、インドならそこらへん融通がきくのではないかと思います。今までなら私も高い値段を言われて自分の希望する値段を言って相手が妥協しなければ他のリキシャのおじさんの方に行っていましたが、これでは交渉とは言えない気がしてきたので資本主義という大義名分の下、相手を説得して自分の希望価格に近づけていってもらえるようもう少し頑張ろうと思いました。

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前回は疑問詞のご紹介の前半をさせていただきました。
今回の後半で疑問詞のご紹介は終わらそうと思います!

①「カブ」       「いつ」
②「カハーン」    「どこ」
③「キョーン」     「なぜ」
④「コーン」      「誰が」
⑤「キャー」      「何・どんな・?(YesNo疑問文を作る)」
⑥「カエサー」     「どのように」
⑦「キトナー」     「どのくらい」


④「コーン(kaun)」
例)コーン ボール ラヘー ホー  Kaun bol rahee ho 「(電話で)君は誰だい?」

動詞「ボールナー(bolnaa,話す)」の現在進行形です。現在進行形は「動詞の語根+ラハー+コピュラ動詞の現在形」でコピュラ動詞を「ホー」にしているので主語を「トゥム(きみ)」に見立てて「コーン(誰?)」と聞いているんですね。
直訳すると「誰がしゃべっているんだい?」になります。
「コーン」の少しややこしいところが、「コーン」には後置格形があるところです。
主な使い場面としては「誰がそんなこと言ったんだ」だと思います。

・キス ネー アェセー カハー? 
Kis nee aisee kahaa 「誰がそんなことを言ったんだ。」
「アェセー」は「このように」という意味です。
それで「キス」が「コーン(誰)」の単数形の後置格形で、複数形の後置格形は「キヌ(kin)」です。ただ「キヌ」はほとんど聞かない気がします。
ちなみに、「コーン」の複数形という複数形はなく、「コーン コーン」という風に2回繰り返して「誰々だ??」のようにします。
そして後置格形の複数形も「キヌ」の代わりに「コーン コーン」のように「キス キス ネー」と使うこともあり、どちらでも問題はないと思います。

「コーン」の使い方はもう一つありまして、「疑問代名形容詞」というもので英語で言う'which'にあたります。選択肢のある中での「どれ?どの?」です。
この場合の「コーン」には「サー(saa,~のような、~っぽい)」をくっつけた「コーンサー(kaunsaa)」という形で用いる場合が多いです。

例)コーンセー カプレー アープ コー アッチェー ラグテー ヘン?  「どのような服がお好みですか?」
 (どのような)(服が)(あなたには)(良く)  (感じますか)

「カプレー(kapṛee,服)」は「カプラー(kapṛaa,布)」の複数形です。後ろに続く「カプレー」が男性・複数の形なので「コーンサー」も男性・複数の形になります。
そして文法上の主語が「コーンセー カプレー」、男性・複数ですので補語の「アッチャー(良い)」も「アッチェー」に、動詞「ラグナー(感じられる)」も「ラグテー」となっています。
「他にも商品ありますよ」と言われて「どんなの?」と聞くときには

・コーンサー ワーラー へ? Kaunsaa waalaa hai

「ワーラー」は「~なもの、~なやつ、~屋さん」という意味です。

⑤「キャー(kyaa)」
「キャー」に関しては今までに何度も出てきておりますので皆様も使い方はご承知のことと思いますが復習がてら。。

・イエ キャー へ? Yah kyaa hai 「これは何ですか?」

「イエ」は近称の「これ、彼、彼女」で、「キャー」は「何」です。
「キャー」の複数形ですが、これも「コーン(誰)」と同様「キャー キャー」です。

・メーレー コー キャー キャー チャーヒエー?  
Meeree koo kyaa kyaa caahiee「私に必要なものは何がありますか?」
「(人)+コー+(物)+チャーヒエー」で「(人)には(物)が必要である。」という構文です。
「メーレー コー」は「ムジェー(mujhee)」に短縮することができますが「メーレー コー」の方が丁寧なニュアンスです。
日本語では「何」が複数になることは無いので日本語に直すときに直し方に困りますが外国の表現技法に悩む必要は無いのかもしれないですね。

・イエ アープ カー へ キャー?  Yah aap kaa hai kyaa 「これはあなたのですか?」

Yes/No疑問文を作る「キャー」の使い方です。文頭または文末につけます。どちらにつけるかという決まりはおそらくありませんが、長い文章になる場合は文頭につけ、短い文なら文末につけることが多いです。文章の長短は人によって感じ方が違うので一概には言えませんが。
それとYes/No疑問文と言うよりもハーン/ナヒーン疑問文と言った方が良いかもしれませんね。

答え方は

肯定→ジー ハーン もしくは ハーン ジー
否定→ジー ナヒーン

です。「ジー」には「はい」という意味があり、受け答えのときに使います。「はい、分かりました」のようなときですね。
他にも「ジー」には「~さん」という意味があります。「プラカーシュ ジー(プラカーシュさん)」のような感じです。
大学のネイティブの先生がヨーギー先生で生徒は「ヨーギー ジー」と呼ぶのですがあまりよろしくないようで、日本人の教授には「Sir」で呼びなさい、と時々注意を受けます。ヨーギー先生はあまり気にはしておられないようですが、「ジー」は親しみの念が強いようで目上の方にはあまり使わないのかもしれません。

受け答えに関してですが、否定疑問文は英語式で日本語とは逆の受け答えをすることになります。
日本語:明日は旅行に行かないのですか?  →行く   →いいえ。
                     →行かない →はい。

ヒンディー語:明日は旅行に行かないのですか?→行く   →ジー ハーン (Yes)
                     →行かない →ジー ナヒーン ( No)

そして選択肢の無い中からの「どれ?どんな~?」という意味の「キャー」があります。

・キャー バート へ? Kyaa baat hai? 「なんてことだ」
(どんな)(問題)

・キャー チーズ へ? Kyaa ciiz hai? 「どんなもの?」
(どんな)(もの)

「キャー」と先ほど「コーン」でご紹介した「コーンサー」の使い分けとしては話し手に選択肢の見当がついているかどうかによって変わります。
「あれかなぁ?これかなぁ?」という風に心当たりがある場合は「コーンサー」を使い、
「んん?何のことだ??」というように皆目見当がつかない場合には「キャー」を使います。

「キャー(何)」と「コーン(誰)」には共通点があり、なんとどちらも後置格形が「キス」なんですね。
気を利かして違う単語を発明してくれたらよかったのにとも思いますが、覚える単語量のことを考えるとトントンなのかもしれません。

・ ヴォ  キス メン へ?  Vah kis men hai 「どこに入ってるの?」
(それ)(何)(~の中)

このように「キャー」の後に後置格が来ると形を変えて「コーン(誰)」の後置格と全く同じの「キス」になってしまいます。
同じ「キス」なのでどっちがどっちか分からなくなる例として「~ケー バーレー メン(~について)」を用いて

・ アープ ローグ キス ケー バーレー メン バート カルテー ヘン?
(あなた)(達)(何・誰) (について)  (話)(~をしている)  
Aap loog kis kee baaree men baat kartee hain?
「あなた達誰についての話をしているの?」

「バート カルナー」で「お喋りをする」です。
訳を2通り書いたようにここだけの一文を切り出しても「キス」が「キャー(何)」か「コーン(誰)」の後置格形なのか分からないんですね。
実際は前後に文脈があることでしょうから問題は無いかと思いますが「キャー(何)」と「コーン(誰)」の後置格は一緒なんだよ~と覚えておいていただけたらと思います。

⑥「カェサー(Kaisaa)」
「アェサー(aisaa,このような)」「ヴァエサー(vaisaa,あのような)」
そして「カェサー(どのような)」という意味があります。初めのあいさつによく使われますように「カェセー(どのように)」という形で使われることが多いです。
「ヴァエセー」は「ところで」になります。

・アープ カェセー ヘン?  Aap kaisee hain?「調子どうです?」 `How are you?`

返答は
・「ティーク へ」 Ṭhiik hai
・「アッチャー」 Acchaa hai
・「バリヤー」 Baṛiyaa
どちらも「Good」のような意味です。
`How are you?`は「ハール(体調)」と先ほどの「キャー(何・どんな)」を使って

・キャー ハール へ?

でも同じく`How are you?`になります。
「カェセー」の他の使い道としては

・カェセー   カルテー ヘン??  Kyaa kartee hain?? 「どうやってやるんですか??」
(どのように)(する)

動詞「カルナー(karnaa,~をする)」の男性・複数の現在形です。主語がないのですがこの場合の主語は「ローグ(人々)」で「みんなはどういう風にやっているの?」という一般性を言うときにこのように主語を省略、動詞の活用形を男性・複数と言った形で使います。
物の名前を聞くときにも、

・イス コー キャー カヘテー ヘン? Is koo kyaa kahatee hain? 「これはなんと言うのですか?」
(これ)(を)(何)(言っている)

のように動詞「カヘナー(~と言う)」の男性・複数を使って表現します。
もちろん

・イス  カー ナーム キャー へ? Is kaa naam kyaa hai? 「これの名前は何ですか?」
(これ)(の)(名前)(何)

でも聞きたいことは同じですね。
「もちろん」で思い出したのですが前回にご紹介した「キョーン(なぜ)」に「ナヒーン」をつけて

・キョーン ナヒーン? kyoon nahiim

で`Why not?`「もちろん!」になります。英語と同じ使い方ですね。
「もちろん」を考えてみると漢字では「勿論」、つまり「論ずること勿れ」になるんですね。最近気付いて少し感動しました。

⑦「キトナー(kitnaa)」
これは量・程度を聞く疑問詞です。「どのくらい、どれくらい」という意味ですね。

・アープ コー キトネー   チャパティー  チャーヒエー? 「チャパティー何枚いりますか?」
(あなたに)(どれだけの)(チャパティーが)(必要)
Aap ko kitnee capatii caahiee
のように量を聞いたり、

・ヤハーン セー  アープ  ケー ガル タック  キトナー  ドゥール へ? 
(ここ) (から)(あなた)(の)(家)(まで)(どのくらいの)(距離)
「ここからあなたのお家までどのくらい離れていますか?」
Yahaam se aap kee ghar tak kitnaa duur hai?
このように程度を聞いたりできます。

・ キトナー  バラー へ?  Kitnaa baṛaa hai? 「どれくらい大きいの?」
(どのくらい)(大きい)

・イトナー バラー へ! Itnaa baṛaa hai!「こんなに大きいよ!」(身振り手振りを添えて)

商品の値段を聞くときには所有の後置詞の「カー(~の)」をくっつけて

・イエ キトネー カー へ? Yah kitnee kaa hai  「これはいくらですか?」

のように使います。「キトナー」が後置詞「カー」の影響を受けて「キトネー」と後置格になっているんですね。
「イトナー(itnaa,このくらい)」「ウトナー(utnaa,そのくらい、あのくらい)」です。


以上疑問詞をご紹介させていただきました!
長くなってしまいましたがそれぞれの項目はそれほど長くないと思いますので是非何か1つでもピックアップして口に出していってもらえればと思います!
いつも最後までお読みくださりありがとうございます!
何かございましたらいつでもご連絡ください!

単語帳(31).jpg
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